インスタ映え間違いなし♡ザ・京都!な町家カフェの絶品天然かき氷【たすき】

毎日暑いですね~。

 今年は梅雨明けが遅かったので例年よりは過ごしやすいかな?という感じですが、少し外に出るだけでもすぐに汗ばんでしまいますね。

 

そんな暑い日に食べたいかき氷!!

今回は京都のオシャレなかき氷やさん「お茶と酒 たすき」のご紹介です。

 

2015年8月にオープンした「パスザバトン」というアンティーク雑貨を扱うお店の中に併設されており、京阪祇園四条駅から歩いて7分ぐらいの祇園白川というエリアにあります。(河原町駅や京阪祇園四条駅から徒歩で行ける距離です。)
パスザバトンはセレクトリサイクルショップで、2階やかき氷やさんの隣ではアンティークの着物やアクセサリー等が販売されています。食事の後もお買い物を楽しめますね♪

 

この一帯は文化保護法に基づいて国から重要伝統的建造物群保存地区に選ばれており、歴史ある建築物や風情ある川や木々が美しく、春には見事なしだれ桜が咲き誇ります。

一年中趣のある、京都らしい雰囲気なので、国内外の観光客から大人気のスポットです♪

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 歴史ある町家をリノベーションしたお店

外観からして、いかにも京都!って感じで風情があります。

片山正通さんというインテリアデザイナーが築120年以上の町家をリノベーションして作られたそうです。有名なデザイナーの方のようで、上海やパリ、NYのユニクロの店舗をデザインしたりと国内外を問わず活躍されています。食事だけでなく建物自体も一見の価値ありです!

町家とは?

町家とは一般的に民家、商家などを指し、主に都市の中心部等で密集して人々が住み、商業や手工業などの産業活動が営まれた地域に多く存在する木造建築です。京都が有名ですが、奈良や金沢など各地に存在します。

京町家の特徴は、基本的に二間(3.6m)の間口に縦に3部屋と通り庭を持つスタイルとなっています。道に面して軒を連ね、職と住を一体化した暮らしに根付いた造りで、それぞれの部屋の使い方にルールがあったようです。

 

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町家の歴史はとても古く、平安時代末期に描かれたと言われている「年中行事絵巻」にも描写があるようです。応仁の乱が起こった1467年から1478年頃には戦乱から家を守るため「格子」が登場。江戸時代中期には、幕府の贅沢禁止令が町家にも及び、より洗練された美意識が町衆の間に浸透したことによって、同じような材質・趣向の町家が並び立ち京都の美しい風景が出来ていったそうです。

伝統を保ちながら、歴史や時代とともに町家も様変わりしているなんて興味深いですね!

 

京町家にはいくつか種類があります。

「大塀造(だいべいづくり)」は表に高い塀(へい)が付いており、裕福な商人が住宅用に建てた屋敷です。

 

「織屋建(おりやだて)」は京都の先染め紋織物で有名な”西陣織”発祥の地である西陣地域に見られる間取りで、道路に沿った表は通常の二階建て、奥に「機場(はたば)」と呼ばれる吹き抜けの土間が機織りの生産場所となっていました。

仕事場である「表」とプライベートな「奥」を別棟にし、「店の間」と「台所」の間に中庭や玄関を設けた「表屋造(おもてやづくり)」は問屋等大規模な事業を行っていた家に多く見られます。

 

パスザバトンの町家は二階の天井が低く、虫籠窓(むしこまど)と呼ばれる、虫かごのような見た目の塗り壁の窓があるため、「厨子二階(つしにかい)」と呼ばれる江戸時代初めから明治の終わりごろに建てられた様式と思われます。

 

とても素敵な町家だったのでお店の方に質問したところ、この町家は持ち主の方が京都市に寄贈され、パスザバトンが京都市から借りたものなんだそうです。

大切に使われてきた立派な町家が一般に開放されて、実際に訪れることができるなんてとてもありがたいですね!

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小さな橋を渡ってお店の中に入ります。パスザバトンだけでなく、横の並び一体にたくさんの町家が建っていて、祇園新橋の歴史を感じます。
川には小さな魚も泳いでいて、小川のせせらぎに癒されました♪
ランプもオシャレ~♪

 

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 中に入って席に着くと、窓際の席を案内されました。窓からの景色も眺めがよく、白川やしだれ柳が祇園らしい風情を醸し出していて、写真を撮るとインスタ映えします♪

川を挟んでいるので、窓の外から覗き込まれるといった心配がないのもいいですね。 

名物!オススメかき氷 

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こちらのウリは、、こーんなにBIGなかき氷!!抹茶みつのかき氷をオーダーしました。

どどん!とめちゃくちゃおっきい!!!インスタ映えするインパクトです!

 

食べきれるのか??と不安になってしまうくらいの人間の頭ほどもある大きさですが、

ふわっふわ♡の上質なかき氷でぺろりと食べられちゃいます♪

スプーンで口に含むと柔らかな氷が優しく広がり、抹茶みつの甘さとともに透明感のある上質な氷の味も感じました。

 練乳もついているので、途中でかけると味に変化をつけながら食べられるので飽きないです。私たちは2人でシェアしましたがほとんど私が食べちゃいました笑

 

上質な宇治の抹茶が使用されており、ほろ苦さのある抹茶に、甘すぎずちょうどいい甘さのみつがからみ、抹茶好きにはたまりません♡

みつは店内でお茶をじっくり焙煎して作られた、自家製のみつが使用されています。

中にもしっかり抹茶みつがかけられていて最後まで美味しくいただけます。

 

器はよくあるガラスの器ではなくレトロな食器が使われています。隣のアンティークショップで販売されている器から選んでいるそうで、実際に購入することもできるんです!隣の席の方の食器を見ても同じ器ではなくカラフルな器であったり大きさもそれぞれ違っていて、有田焼など伝統工芸品も使われていました。どんな食器で運ばれてくるかも楽しみの一つにできそうですね。

貴重な天然氷のかき氷が食べられる!

たすきでは富士山に流れる天然水で手間暇かけて作られた天然氷を使用しています。
天然氷とは、天然水を人工的に凍らせたのではありません。山あいに造られた池に湧き水など良質な水を流し込み、約20日ほどかけて自然の力で水を凍らせることで天然氷が出来上がります。かなりの手間がかかった貴重な氷なんです!
上質な天然氷を使用しているからか、かき氷を食べたときの「キーーン!」って頭にくる感じはありませんでした。
 
抹茶三つのかき氷は1188円と、ランチ代と変わらない程高価格ですが、量も多く天然のかき氷を使用しており、風情ある町家の中で食べられると思えば価値は一度訪れる価値はあると思います。

限定!毎月変わる美味しいフレーバー♡

先ほどご紹介したお抹茶のカキ氷は通年いただくことができますが、アップルマンゴー、レモンのクリームとソースの上にビスケットが乗せられたレモンパイ等、月替わりで色々なお味のかき氷が楽しめます。

今年の8月はアップルマンゴー味で、かき氷の上にも中にもマンゴー果肉が入っておりぜいたくなかき氷ですね!

過去にはグレープフルーツソースの上にヨーグルトがかかったかき氷、マサラチャイ味等、ここでしか味わえない変わり種のフレーバーがありました。

 

食べてみたいフレーバーがある月を狙って訪れてみるのもよさそうですね。

 

かき氷とあわせてお抹茶もオーダーしました。

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 干菓子もついており、茶道ででてくるようなお抹茶はカフェではなかなか見かけないですが、敷居が高そうなお抹茶を気軽に味わうことができました。濃い目のお抹茶でおいしかったです♪

おまっちゃのほろ苦さがかき氷の甘さのお口直しになりました。抹茶っていかにも京都!って感じでいいですよね♪

 予約はできるの?混雑状況は?

私たちが伺ったときは偶然にも30分程の待ち時間で入ることができましたが、予約することができません

 その代わり、公式HPでは待ち時間がどのくらいか見ることができるので、混み具合を確認できます。

 

また、暑い夏場等混雑する日は整理券が配られることもあります。そんな日はまず整理券をもらいに行きましょう!
12時を過ぎると3時間待ちの場合もあるそうなので(アトラクション並ですね!)朝イチ整理券をもらいに行き、待っている間観光や近くでショッピングを楽しむのが良さそうです!

 まとめ

 

パスザバトンは単なるリサイクルショップではありません。”バトン”を”パス”するというお店の名前から連想できるように、誰かが大切に使ったものを次の人にバトンを渡していく、という想いが込められたお店です。
120年もの間たくさんの人に愛されてきた町家で、大切に使われてきたアンティークの食器に盛られた、手間暇かけて作られた天然氷を食べられる「お茶と酒たすき」。
物を大切にしながら手間暇かけて作られた職人さんの思いをじっくりと感じました。
京都らしさを存分に味わえるこちらのお店、関西圏以外から観光に来られた方や、外国人の方に案内してもとっても喜んでもらえそうですね!
 

【お店情報】

京都府京都市東山区末吉町77-6 パスザバトン京都祇園店
℡075‐531‐2700 
営業時間
Monday - Saturday 11:00 - 20:00 (L.O. 19:00)
Sunday・Holiday 11:00 - 19:00 (L.O. 18:30)